副業コーチ専門のクライアント獲得コンサルタント石塚です。

先日、ある副業コーチの方からこのような相談をいただきました。

体験セッション(コーチング)をやって、せっかく契約ができたのにその後、途中解約されてしまった。

そんな悩み、相談でした。

苦労して集客し、やっとつかんだ体験セッション(コーチング)で契約ができたのに1クールが終了する前に途中解約されてしまうのは、本当にショックで残念なことだと思います。

というのも、僕も同じように契約をしたクライアントさんから途中解約を申告され、それ以降、コーチングができなくなった経験があるからです。

体験セッション(コーチング)でお互いが大切にする価値観が一致して、契約まで順調に進み、1回目のコーチングセッションで行き先(目的地)を決めて一緒に行動を開始する。

契約後、ここまでは順調だったのに、いざ、行動を開始すると、毎日のように取り合っていた連絡が、3日に1回に減り、1週間に1回に減り、やがて音信不通になる。

そして、少し間を置いて、途中解約の申し出がくる。

「一緒にやっていこう!って、約束してから契約したのに、なぜなんだろう・・・」と。

何となく、裏切られたような気分になったし、孤独感も感じたし、喪失感を感じたこともありました。

そしてその当時は、この出来事に僕がどのような意味をつけたら良いのかが全く分からず、コーチングビジネスを続けていくことにひたすら不安や恐怖を感じていました。

今こうして当時の状況を冷静に見てみると、あの結果を作りだしたのは、プロコーチとしての僕が問題・課題の原因だったと振り返ることができます。

なぜなら、コーチング契約後に途中解約されてしまう理由を理解していなかったからです。

もし、副業でコーチングビジネスをはじめた当初の僕がコーチング契約後に途中解約されてしまう理由を既に知っていたとしたら、もっとスムーズにコーチングビジネスを立ち上げることが出来たと思いますし、独立・起業までに2年半もの時間を使うことは無かったと思います。

なので、あなたには僕のような思いをして欲しくありませんし、あなたには、もっと楽にコーチングビジネスを楽しく活動していって欲しいです。

そんな想いで、今回は、「コーチング契約後に途中解約されてしまう3つの理由」をテーマとして、僕と一緒に学んでいきましょう。

僕が常にコーチの皆さんにお伝えしているのが「コーチングビジネスは見込み客さんと契約してからが、本当の勝負ですよ!」ということです。

というのも、僕たちコーチが最もやりたいことはおそらく、契約後にクライアントの「変化」「成長」に「貢献」し、その対価として収入を得ながら、自分自身も「変化」「成長」を続けていく!

そんなことではないでしょうか?

なので、この記事でお伝えする「コーチング契約後に途中解約されてしまう3つの理由」を学んで、コーチング契約後に途中解約をされる心配などせずに、クライアントさんと一緒にゴール達成に向けて突き進んでいける準備を整えてください。

コーチング契約後に途中解約されてしまう3つの理由(1つ目:コーチ自らの「ビリーフ(信念・価値観・考え)」でクライアントを裁いてしまう)

「コーチング契約後に途中解約されてしまう3つの理由」の1つ目は「コーチ自らの「ビリーフ(信念・価値観・考え)」でクライアントを裁いてしまう」です。

僕は良くコーチングビジネスで知り合ったコーチ仲間とこんな話をするんです。

「コーチングビジネスにおけるコーチの成長って何だろう?」と。

すると、コーチ仲間のみんなが声を揃えてこう答えるんです。

「自分の心理的(メンタル的)な問題を解決してきた歴史である」と。

これって、どういうことなのかというと、僕たち人間はみんな成長していく過程で生き抜くために「学び」を得てきている訳ですよね。

例えば、「◯◯とは××である」「◯◯には価値があって××には価値がない」「◯◯でなければならない、××であってはならない」など。

人生を生きる上で自分を「痛み」から避けさせ、自分に「快楽」を感じさせるために成長の過程で「信念」「価値観」「考え」を身につけるのです。

これらは総称してビリーフ(belief)と呼ばれています。

そして、人は誰でも2種類のビリーフ(belief)を持っています。

1つは、自分に力を与えるビリーフ(belief)です。

もう1つは、自分から力を奪うビリーフ(belief)です。

しかもそれらは、無意識下に仕舞われているために普通に生きていたら、自分が持っているビリーフ(belief)に気づくことは出来ません。

なぜなら、無意識下に仕舞われているので、意識下では気付くことができないのです。

実は、この事実を知らずにコーチングをすることは非常に怖いことなのです。

もし仮に、契約後、クライアントさんからコーチングセッション中に持ち込まれた問題・課題が心理面(ビリーフ)に関係するものだったとします。

そして、その解決をサポートするコーチ自身が同じテーマ(心理面)の問題・課題を解決することなく抱えたままだとしたら、この2人の間に何が起こると思いますか?

実は、コーチングをすればするほど、コーチ側が問題・課題として持ち続けてきたビリーフ(belief)でクライアントさんをまるでナイフでグサグサとやるかのように裁いてしまうのです。

または、クライアントさんと一緒にその問題にどっぷりとはまり、2人で一緒にいつまでも負のループにはまってしまったりするのです。

実は、僕自身もコーチングセッション中にこのような経験をしたことがあります。その結果、もちろんですが、せっかく契約できたにも関わらず途中解約になってしまいました。

でも、それって、むしろ当然のことだと思いますし、クライアントさんとのパートナーシップ関係だってうまく行かなければ、最終的には途中解約へと向かっていくことでしょう。

そんな思い出したくない苦い経験を僕は何度か繰り返した時期がありました。

「途中解約というのは、ただお金を返金すればいい」と言ったことだけで済む話ではないと僕は考えています。

というのも、「結局、コーチングって××だよね」とあまり良い印象を持たれないことにつながってしまうと思うからです。

実際、コーチングに対して、このような声を僕はこれまで何度も耳にしてきました。

僕にとっては、「人生をより良くする最高のツール」のコーチングが良いものだと思われず、契約しても直ぐに途中解約されてしまう話を聴くと残念で仕方がありません。

これを読んでくれている副業コーチのあなたもそうは思いませんか?

なので、もし、あなたがクライアントさんの「変化」「成長」に「貢献」できるコーチングセッションをしていきたいと思うなら、常に自分のビリーフ(belief)がどうなっているのかを特定するために無意識下にある「信念」「価値観」「考え」をきちんと把握しておくと良いでしょう。

その対策を事前にしておくことで、コーチング契約後に途中解約されることなく、安心感を感じながらコーチングビジネスを進めていくことできます。

コーチング契約後に途中解約されてしまう3つの理由(2つ目:コーチ自らがゴール達成にしか「価値」がないと思っている)

「コーチング契約後に途中解約されてしまう3つの理由」の2つ目は「コーチ自らがゴール達成にしか「価値」がないと思っている」です。

僕が沢山のコーチをコーチングしてきて思うことがあります。

それが何かというと「皆さん、ゴール達成の意欲が本当に強い」ということです。

「何かを達成しよう!」そんな思いが強い人って前に進もうとするし、少々嫌なことがあってもできるまで諦めないし、ゴールからフォーカスを絶対に外しません。

要するに、「ゴール達成に大きな価値を置いている人」だと思うんですね。

それはそれで素敵だし、コーチングを仕事にしている僕だってもちろん、ゴール達成に大きな価値を感じています。

そして、過剰なまでのゴール達成への意欲ですが、ゴール達成実践者である時は抜群に機能します。

ですが、ゴール達成支援者になった途端に機能しなくなることがあります。

それがなぜなのかというと、「ゴール達成以外に価値はない」と思ってしまっているからです。

ゴール達成以外に価値がないと思う訳ですから、あらゆるものを犠牲にしてでもやり切ることができるでしょう。

僕にも経験がありますが、「自分自身」「大切な人」「家族」との関係性を無視してゴール達成に向けて突き進むことができてしまう時がありました。

でも、それが機能するのは、ゴール達成の実践者の時だけかも知れません。

では、なぜ、そう言えるのかというと、僕自身が体験してきたし、僕のクライアントさんたちも体験してきたし、毎日にように僕に相談をしてくれる日本全国の副業コーチの皆さんも同じような体験をしているからです。

そして結局、クライアントさんと契約してから、その後のコーチングセッションで何が起こるのかというと、ゴール達成実践者だった頃の自分自身と比べて、ゴールへのドライブがかからないクライアントさんに対し「なぜ、もっとやらないんだ」「自分ならこうやるのに」「ホント、弱すぎるよ」と言った感じで過剰なまでのストレスをコーチ自らが感じ始めてしまうのです。

そして、やがて、そんなクライアントさんをサポートできない自分自身を責め始め「自分はコーチ失格だ」「自分はコーチに向かないんだ」「こんなはずじゃなかったのに」となり、コーチングセッションを続けることが何となく痛みになっていくのです。

そして、そんな痛みを感じた状態のまま、クライアントさんとコーチングセッションを続けていくので、クライアントさんにもその状態の悪さが伝わり、やがて「そんなあなたに着いていきたくありません」と言われ、せっかく契約できたのに途中解約につながっていくのです。

この流れは、実際に僕が経験した流れです。

ではここでの本当の問題は何なのかというと、実はサポートしているクライアントさんにドライブがかからないことではないんです。

ここでの本当の問題は「コーチ自らがゴール達成にしか「価値がないと思っている」ことなのです。

では、これをどのように解決するのかというと、これらの解決策はコーチングのノウハウ・テクニック・スキル面ではありません。

ゴールを達成することで得られる「何か」にフォーカスをするだけです。

つまり、ゴール達成そのものだけではなく、そのプロセスとも言えるクライアントさんの「成長」そのものにもフォーカスをしてあげると良いでしょう。

コーチングの価値は、ゴール達成そのものよりもそのプロセスで得られるクライアントさんの「成長」そのものです。

なぜなら、クライアントさんの「成長」なくして、ゴール達成はないからです。

ぜひ、これを読んでくれている副業コーチのあなたも、ゴール達成のプロセスにあるクライアントさんの「成長」そのものに価値を感じながらコーチングセッションを進めていってください。

クライアントさんの「成長」そのものにフォーカスすることで、コーチング契約後に途中解約されることなく、クライアントさんの成長を感じがながら、コーチであるあなた自身も成長を続けることができるでしょう。

コーチング契約後に途中解約されてしまう3つの理由(3つ目:クライアントを導くための王道のステップを持っていない)

「コーチング契約後に途中解約されてしまう3つの理由」の3つ目は「クライアントを導くための王道のステップを持っていない」です。

クライアントさんと契約し「さぁ〜やるぞ!」となって始めたコーチングセッション。

クライアントさんとの望む理想の関係は、お互いの最高を引き出し合う関係です。

でも、コーチングセッションを重ねていくと、なかなか思い通りに進んでいかないことがあります。

それはそうだと思います。なぜなら、今までのクライアントさんでは、そこに辿りつけていないゴールに向かっているからです。

なので、コーチングという手法をどれだけ上手に使っても、不快な思いをする時もあるし、敗北感も味わう時だってあるし、課されたチャレンジに恐怖を感じる時だってあるかも知れません。

そうなってくると、いくら契約する時に決断をしたとしても、誰だって息切れしてしまうものかも知れません。

その結果、コーチングセッション中にクライアントさんからこのような反応が出てくるようになります。

「でも・・・」「できない・・・」「わからない・・・」と。

僕もクライアントという立場になる時は、こんな状態になるし、僕のクライアントさん達も例外なくこんな状態になります。そして、これってそもそも普通だと僕は考えているのですね。

なぜなら、今の自分では辿りつけていないゴールに向かっている訳ですから。

なので、こんな時こそ、コーチの腕の見せ所だと僕は思うのです。

これを読んでくれている副業コーチのあなたもそうは思いませんか?

でも、コーチングビジネスを始めた当初の僕は、クライアントさんの「でも・・・」「できない・・・」「わからない・・・」に付き合うだけに留まり上滑り状態のコーチングセッションを何度も続てしまっていたという苦い経験があります。

それが続くと、クライアントさんとの関係にも亀裂が入り、やがて音信不通となり、その結果、途中解約につながっていきます。

あの時に感じた罪悪感、無力感、敗北感から数ヶ月間、抜け出せずに苦しみました。

そして、そのしばらくの間、「なんで、こうなるんだよ…頑張っているのに…」と愚痴が続いたこともあります。

そして、僕の場合は苦い思いを散々経験し、成長を続けることで、解決策を見つけることができました。

その解決策とは何だったのかというと、「クライアントを導くための王道なステップ」持つということだったのです。

その王道なステップとは、大きく分けると以下の5ステップです。

  1. ラポール築く
  2. 問題・課題を解決可能な形にする
  3. その回のコーチングセッションの契約を取る
  4. 問題・課題を解決する
  5. 次回まのでアクションを決める

そして、ここで最もキモになるのが、「2.問題・課題を解決可能な形にする」です。

これが出来ないとどうしてもクライアントさんからコーチングセッション中に「でも・・・」「できない・・・」「わからない・・・」の連発を浴びることになります。

なので、これを読んでくれている副業コーチのあなたが、クラアントさんと契約した後のコーチングセッションで上滑りを撲滅し、彼らの変化・成長のために価値ある時間を提供したいと思うのなら、ぜひ、あなたなりの「クライアントを導くための王道なステップ」を手に入れてくださいね。

「クライアントを導くための王道なステップ」を手にすることで、コーチング契約後に途中解約されることなく、クライアントさんに理想の未来をあなたのコーチングスキルでもたらすことができるようになります。

コーチング契約後に途中解約されてしまう3つの理由(留意点)

「コーチング契約後に途中解約されてしまう3つの理由」はいかがでしたか?

  1. コーチング契約後に途中解約されてしまう3つの理由(1つ目:コーチ自らの「ビリーフ(信念・価値観・考え)」でクライアントを裁いてしまう)
  2. コーチング契約後に途中解約されてしまう3つの理由(2つ目:コーチ自らがゴール達成にしか「価値」がないと思っている)
  3. コーチング契約後に途中解約されてしまう3つの理由(3つ目:クライアントを導くための王道のステップを持っていない)
  4. コーチング契約後に途中解約されてしまう3つの理由(留意点)
  5. コーチング契約後に途中解約されてしまう3つの理由(最後に)

そして、「コーチング契約後の途中解約」について、留意いただきたいことがあります。

その留意点を伝えようと思ったのは、こんなエピソードがあったからです。

少し前の事ですが、僕が尊敬するある起業家さんとご飯をご一緒する機会がありました。

その時に、こんな質問をしてみたのです。

「◯◯さんって、契約後に途中解約を受けた事ってありますか?」と。

そしたら、本当に軽く、あたかもいい加減な感じで、「そんなのいくらでもあるよ!」って、予想もしない返事が返ってきたのです。

それを聴いて僕は思わず、「えええ、◯◯さんでも契約後に途中解約をされることがあるんですか?」と言いました。

するとその尊敬する起業家さんは僕をあたかも茶化すかのようにこう言ったのです。

ズッカー(僕のニックネーム)ね、普通に考えてみなよ。

お前のような仕事をしていて契約後に途中解約を一度もされた事がないなら、それはセールスの時のオファーが弱いんだよ。

そして、よく考えてみなよ。

殆どの人が契約したくても怖くて、迷うんだぜ。

そんな状態の時に、お前がエネルギーを高めて迎えに行ったら、その時は「契約します!」言ってしまうのは仕方がないよ。

その後、家に帰って一人で冷静になって「やっぱり出来ない」いう人が仮に数パーセントくらいはいてもおかしくは無いよ。

その数パーセントをゼロにするために、逆に救えない人が増えることの方が俺はリスクだと思うんだ!

お前もそう、思うだろう。

と。

その話を聴いた時、僕は思わず、

「この考えは新しい!」と思ってしまったのです。

確かに今回は、契約後に途中解約されないために記事を書いてきました。

だから言って、契約後の途中解約を避けるために体験セッション(コーチング)で弱気にはなって欲しくはないのです。

なぜなら、あなたにしか救えない人をこれ以上、放置して欲しくないからです。

僕は何も途中解約になっても気にするなと言っている訳ではありません。

もし、途中解約を経験してしまったら、そこから必要な学びを得て改善を繰り返し、その課題を乗り越えるために必要なスキル・マインドを磨き続けていけばいいだけです。

ここで僕が心の底から思うことは「途中解約を恐れることで、副業コーチのあなたが本来持つ可能性や潜在能力を自らの手で削ぐような事は絶対にして欲しくない」ということです。

何度もいいかすが、「あなたにしか救えない人」が必ずいて、1秒でも早くあなたの助けを待っています。

僕は本当にそう思えてなりません。

なので、ぜひ、今回のテーマの「コーチング契約後に途中解約されてしまう3つの理由」をあなたの前進のための糧として活用してくださいね。

コーチング契約後に途中解約されてしまう3つの理由(最後に)

僕が「自信なし」「経験なし」「実績なし」など、全くのゼロから副業でコーチンビジネスを始めてから約2年間は失敗の連続でした。

その失敗の連続のおかげで、過剰なストレスを感じるようになり脱毛症にまでなったことがあります。

なぜ、そこまで失敗体験を続けてしまったのかというと、コーチングビジネスでクライアントさんと契約する前に適切な準備を整えていなかったからです。

ですが、今回紹介した「コーチング契約後に途中解約されてしまう3つの理由」をはじめ、クライアントさんと契約するために必要な準備を整えることで、副業コーチングでも月100万円を稼げるようになりました。

そして、クライアントさんと契約した後も途中解約が発生することなく、1クルーをきちんと終えることができるようになり、リピート契約までいただけるようにもなりました。

今回お伝えした「コーチング契約後に途中解約されてしまう3つの理由」は、全くのゼロからコーチングビジネスをはじめたコーチが安定して続けていくためのリスクヘッジの一つです。

そして、今回は「コーチング契約後に途中解約されてしまう3つの理由」を学ぶ機会をご用意しましたが、これからコーチングビジネスを始める方のために「副業からはじめるコーチングビジネス入門オンラインプログラム」を別途、ご用意しました。

初心者からでも副業でスタートできるシンプルな「コーチングビジネス5ステップ構築法」を学び、更に必要となるコーチングの基本スキルを手にいれて、1日も早くプロのコーチとして独り立ちしてください!

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クライアント獲得コンサルタント
石塚友人(いしつかゆひと)