From: 石塚友人
自宅のリビングにて、、、
「手をあげろ!」
僕の右後ろから、
そんな言葉が飛び込んできました。
昔よく刑事番組で
聞いたお決まりのセリフ。。。
黒いコートに黒縁のサングラス、
そして、髭ずらにドスのきいた声。。。
この言葉を聞くと僕は決まって、
「あぶない刑事(デカ)」を思い出します。
ですが、この時ばかりは、
様子がちょっと違っていました。
いつものイメージが
湧いてこないのです。
それもそのはずです。
その声の正体が小学生の息子だったからです^^;
そして、何気なく
振り返ると息子は鉄砲を持っています。
鉄砲とは言っても、
正確には割り箸で作った
ゴム鉄砲でした。
そして、僕が幼少期に
作ったものと比べると相当
格好良く作られていることが分かりました。
とても、小学校1年生が
作ったようには見えません。
「なにこれ、、、お前が作ったの?」
と聞くと息子は答えます。
「そうだよ!簡単だよ!
だって、説明書通りに作るだけだからね!」
と。。。
「へぇー、ちょっとパパも作ってみたい!」
といって、
僕はキッチンから割り箸を
持ってきて見よう見まねで作り始めました。
すると、息子はすかさず、
僕に突っ込みを入れてきます。
「まずはじめに、、、
これを、、、こうやって、、、
次にこうやって、、、」
息子に言わせると、
そこには、きちんとした順番と
作り方があると言うのです。。。
その時ばかりは、
小学生の息子がまるで
僕の先生に見えました^^;
そして、鉄砲作りを
どのように身につけたのか
と聞くと、どうやら学童のお兄さんに
何度も教えてもらったと言うのです。
40歳を過ぎた
ただのオッサンが、息子にナジなれ、
ちょっぴり悔しさを感じながら、
日に日に成長していく
息子に触れていることに
充実感を感じていました。
そして、充実感を
感じながら僕は割り箸の
鉄砲作りって、なんとなく、セミナー会場
やお茶会で出会った人を
どのように体験セッションまで導くのか
というやり方にちょっと似ているなぁ〜と思いました。
多くのコーチは、
相手に体験セッションを
申し込んで欲しいから、いきなり
それをストレートにオファーしてしまいます。
でも、これをやると、
相手は警戒もするし、一歩間違えると
自分が嫌われてしまうんですよね^^;
そんな事になったら、
ただの悲劇でしかありません^^;
でも、そうはならない
正しい順番で相手と関係を構築し、
相手の準備が整った時にオファーするれば、
さらっと、申し込んでくれたりするものです。
息子にナジられ、
悔しさを感じながら、
あらためて、正しい順番で
物事を進めていくことの大切さを僕は学びました!
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石塚友人